こんにちは、設計の井原です。
告知通り、3月23日・24日もご予約制の完成見学会を行い、また土曜日を担当させていただきました。
先週とはまた雰囲気が異なる、ロフト付の平屋のおうち。
お施主様こだわりのタイルや木などの素材がとても素敵です!
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
さて先週はH様邸の配筋検査に、
本日はI様邸の躯体検査に立ち会いました。
中立公平な第三者機関にしっかりと検査してもらいます。
実は正直なところ...建築確認済証・
済証が交付されていても100%安心!とは言えない場合もあります。建築確認とは「建築計画が建築基準法などの法令で定められた建築基準(建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準)に適合しているかどうか」
を審査するもので、実際に工事の内容について判断するものではないからです。
計画は準拠していても、工事でそれが履行されていない場合も少なからず...ということも。
済証も同じことが言えますが、建築工事が完了した際の完了 において、
その工事が建築確認申請の通りに行われ、建築基準法などの法令に適合しているかどうかを
し発行されるものなので「間取り」「開口部(窓)」「建物配置」などを中心に行われる
のため、断熱材や不燃材の使用の有無、床下の水漏れなどのポイントは 内容には含まれておりません。
本日の躯体検査では、金物などの接合部から屋根裏や防水箇所もしっかりと確認していただきました。
建てた後、見た目で症状や弊害がわかる欠陥はまだ良いのですが
見えない部分で機能や性能を失ってしまっていたり、その可能性があったりする欠陥・・・
例えば基礎の鉄筋とコンクリートの距離(かぶり)が足りなかったり、筋交いが不足し、金具が適切に設置されていない等は
検査を受けていない場合、施工時の写真が無い限りわからないことです。
弊社では、第三者機関に検査してもらうと同時に、有資格者が立ち合い検査写真も必ず残していきます。
せっかく素敵な間取りやデザインでも、お家の性能が良くなければ台無しです。
今後も現場の状況に加え、検査時の報告もさせていただきますね!
今日の余談ではありますが…
現場にあった釘。いつ見てもこのまとまられた配列の釘が芸術的でとても好きな私です(笑)