こんにちは!西川建設の石川です。
先日 設計契約されたK様の建築予定地の試掘調査に立ち会いました。
K様の建築予定地は、埋蔵文化財宝蔵地に該当致します。
埋蔵文化財宝蔵地とは…石器・土器などの遺物が出土したり、貝塚・古墳・住居跡などの遺跡が土中に埋もれている土地の事です。このような土地が、愛媛県には4000か所以上あるそうです💦
四国中央市では、上分、妻鳥、金生地区、松柏などが包蔵地に該当することが多く、工事を行う前に届出を行なわなければなりません。
金銀財宝的な~すごい物が出てきたら…というワクワク感と、出てきたら本格的な調査が必要になるという不安が入りまじりながら市職員の方の指示のもと、重機で穴を掘り調査をしました。
こちらが、K様の予定地から出土された土器の一部。
私には、そのあたりの石と何も変わりなく、見落としてしまいそうですが、市職員の方は、『これは○○です』や、『この黒い土はやよい時代です』といった、年代や出土されたものもすぐに判断ができるようで、歴史のロマンについてお聞きしました。
新築工事が包蔵物の地層面を損傷する恐れがない場合は注意して工事を進めて大丈夫ですが、もし何かしらの影響を与えると判断された場合は、さらなる詳しい調査が必要となり、着工までに数か月要することもあるのです。
結果的に、K様の予定地は埋蔵物が埋まっている地層面を保護し、建築して良いという結果となり一安心しました。
いつも普通に立っている地面の下の方には、数千年前のものが眠っているなんて素敵ですね。